こんにちはClaude 3.5 さようならGPT 4o
某所でシナリオを作成するのに1年ほどChat GPTを使用していたのですが、以下の不満が解消できずについ先日解約しました。
- 文字数を守らない
例えば1000字を指定しても、ほぼ確実に500〜600字しか生成してくれない。なのでタスク内に文字数をカウントさせる処理、カウントされた文字数が指定文字数に達しているかチェックさせる処理、達していなければ書き直させる処理を加えて対処してました。
そういうタスクを追加してようやく指定の文字数に達するようにできたのですが、指定文字数に達していなくても「達した」とか嘘をつくこともあれば、カウントタスクそのものをすっ飛ばすこともあったり。何度諭しても、同じ過ちを繰り返す。こんなところまで人間に似なくてもいいのに……。 - 日本語がイマイチ
よく読むと存在しない熟語があったり、日本語としての表現が変なところがある。まあ、これについては、どのAIにも多かれ少なかれ言えることだと思いますが。 - Dall-E3がイマイチ
これは前にも書いたと思いますが、生成される画像が、どうがんばっても僕のイメージに合わない。特に人物については、どうしてもマンガっぽくなってしまう。求めているクオリティは、決して高くはないと思うんですけどね……。
それと、真面目すぎる! 初期のStable Diffusionのような面白みや意外性がないんですよ。
とまあ、こんな理由で、Claudeに乗り換えました。
- 文字数
まだ試して数日ですが、文字数はだいたい守っています。これなら、チェックと書き直しのタスクは不要かも。 - 日本語
Claudeも架空の熟語が飛び出すことがありますが、Chat-GPTよりも日本語の表現の幅が広い印象。文学的、というには大げさですが、個人的にはかなり満足してます。 - 画像生成
Claudeには備わっていないので、シナリオからプロンプトを作ってもらうことにしました。
この方法のデメリットは、プロンプト以上の情報は生成AIに伝わらないこと。
例えば建物の絵と庭の絵を描いてもらうとします。建物の描写には庭が映り込み、庭の描写には建物が映り込む。
なので、建物、庭、どちらのプロンプトを作成する場合でも、両方の情報を加えないと整合性が失われてしまうわけです。
Chat-GPTの場合は、Dall-E3と直結しているので文章全体がプロンプトとなり得る。なので、特に気を使う必要はなかったのですが、今後はちょっとだけ頭を使う必要がありそうです。 - Adobe Firefly
Chat-GPTの解約につき、作成したプロンプトはFirefly(フォトショ搭載の方)で生成することに。
やー、最近のFireflyはなかなか良いですよ! 日本語の理解も深まってますし、web版と同様のインターフェイスとなり様々なスタイルを指定できるようになりました。僕の中でFireflyは下位の生成AIだったのですが、トップクラスに跳ね上がりました。
ちょっとコンテンツポリシーが厳しすぎる感はありますけどね……。Dall-E3も厳しいと感じてましたが、Fireflyはそれ以上でした。プロンプトを何度見直しても、何が問題なのかわからないことが多いです。
問題があるのであれば、AI自身がプロンプトを調整してポリシーをクリアしてほしいです。
というわけで、最近の僕のAIライフでした(笑)