今週の音楽「組曲「Q」第8曲」はいかが?
組曲「who doolly?」序曲

 オーケストラ系は、組曲「Q」以来です。実に12年ぶり(笑) そしてハリオケをまともに使用するのは、今回が初めて。

◆ Hollywood Orchestra

 ハリオケはですね、とにかく各奏法、各プリセットのレベルがバラバラで、まずその調整が大変でした。現在でも、都度調整しつつ制作を進めてます。
 マイクポジションについては、最初はメインマイクで考えていたのですが、MIDマイクオンリーに落ち着きました。
 なんかハリオケのメインマイクって、QLSOのそれと比べてちょっと遠い気がするんですよね。僕はわりとドライな音が好きなので、ハリオケではMIDマイクを使用することにしました。

 それにしても、慣れるのに時間がかかりました。QLSOだとすべてのパートがちゃんと立つのに、ハリオケときたら……。いっそハリオケの使用をやめてQLSOを使いたい! 何度もそう思いました。
 まあ、今は慣れて、もはやQLSOでは満足できない体となってしまいましたが(笑) やはり、ハリオケの方がレガートがきれいだし、弦セクションにHollywood Strings 2を迎えたのも大きかったです。

 この序曲、最初は全音音階だけで構成しようかと思ったのですが、自由に飛び交う鳥たちが時々キュッとまとまるような調和がほしい。
 そこで今回は、ちょっと実験してみることにしました。1小節の1拍目をダイアトニックコード、2〜4拍目をオーギュメント、つまり全音音階。この繰り返し。
 オーギュメントコードは次の小節1拍目のダイアトニックコードのセカンダリーオーギュメントにすれば、オーギュメントが長くても自然な流れを生めるのでは? と思って着手したのですが、けっこう無理があり部分的に何度も作り直しました(笑)

 ちなみにタイトルは、ハリオケに因んで「Hollywood」のアナグラムです。「doolly」とは、ジャケに描かれている女の子の名前。かもしれません。

2/23/2025 23:37 music orchestra

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