今週の音楽「組曲「Q」第4曲」はいかが?
ようこそEmbertone Fischer Viola
 Embertoneから、待望(?)のビオラ「Fischer Viola」がリリースされました。今まではチェロの高域を使用して凌いでましたが、今後はちゃんとしたビオラで弦カルに取り組めます。胸アツ!
 まあ、VSLのソロ弦を使ってた時期があるのでビオラ音源は初めてではないのですが、あの音源と比べるとこの「Fischer Viola」はなかなかのものです。「ここは激しく」「ここは優しく」と、意図したとおりに歌ってくれる感じです。

 奏法はサスティーン、レガート、スタッカート、ピチカート、トレモロ、ソルディノ……他に何かあったっけ?
 強弱、ビブラート、ポルタメント、ボウイング、ボウポジション等のコントロールが可。
 奏法のロック機能(これ便利)や、アンサンブルモードも健在。
 以上、仕様については、Friedlander ViolinやBlakus Celloと同じです。

 目立った変更点は、スタッカートの音価の調整方法ですかね。FriedlanderとBlakusはエクスプレッションを使いましたが、このFischerはベロシティに変更されました。
 「ベロシティに変更された」ということは強弱と音価がリンクしているわけで、ここでちょっと問題が。
 短い音(例えばスピッカート)を高ベロシティで弾くことは現実的には難しいと思うので問題なし。
 問題なのは、長めのスタッカートを低ベロシティで弾きたい時。そういう時って多々ありますよね? この仕様でどうすればいいのだろうか? まあ、何とかなるかな……。

 さて、Fischerを使って1曲作ってみました。せっかくなので編成は弦カルで……と思ったのですが、ピアノを加えてしまいました。
 タイトルが思い浮かばなかったので、まんま「Fischer」と命名(笑) SoundCloudでも公開中です。

5/15/2015 18:06 music note library chamber

comments & TB (0)

name

trackback URL