オーディオ再生時のバッテリ検証@iPhone 3GS
 先日、iPhoneで音楽を2時間ほど聴いたところ、フルだったバッテリが50%に減ってしまいました。は? 公称では連続再生時間は30時間のはず。確かに音楽を聴きながらメールを送受信したり、ウェブを見たり、twitterをやったりしましたが……それにしても尋常じゃない減り方
 と言うわけで、実際問題どのくらい連続再生できるのか検証してみました。バッテリがフルの状態で曲をランダム再生し、空になるまで放置。
 とりあえず、環境設定は現状のまま。途中何度かメールを受信しましたし、スリープを解除してバッテリの残量をチェックしましたが、ロックは解除しませんでした。つまり、ほぼ放置です。
 結果から書くと9時間45分でした。公称値の1/3にも及ばず。
 では30時間という数字は、どんな条件下で弾き出されたものなのだろうか? Appleのサイトにその答えが記載されていました。以下抜粋。
量産前のiPhone 3GS本体およびソフトウェアを使用し、2009年5月にアップルが実施したテスト結果によります。テスト用プレイリストには、iTunesを使用してCDから取り込んだ曲(128Kbps AACエンコーディング)とiTunes Storeから購入した曲(128Kbps AACエンコーディング)、合計358曲を用意しました。転送機能をオン、Wi-Fi機能のうち、ネットワークとの関連付けをオン、ネットワークへの参加依頼をオフ、自動輝度調整機能をオフにした以外は、デフォルト設定でテストを実施。
 う〜ん、AACかあ。今回の検証ではmp3を使用しました。でも、それだけでこんなに違いが出るのだろうか?
 てか、転送機能って? ネットワークとの関連付けって? ネットワークへの参加依頼って? いや、何となく想像はつきますが、こんな時に連想ゲームのような直訳はやめてほしいorz まあ、つまりは「iPhoneをiPodのごとく機能を制限した状態での検証」ということか。だったらiPod使うって(苦笑)
 僕は「音楽再生については、バッテリにほぼ影響なし」と捉えていました。なぜなら、30時間もぶっ通しで聴くことになんてまずないし、聴いてもせいぜい1日2〜3時間。パーセントにすると、6.6〜9.9%程度の消費。
 ところが、普通に使うと30時間どころか、10時間も持たないわけです。いや、今回の検証は放置していたわけだから「普通の使い方」とは言えない。特に自分が特殊な使い方をしているとも思えないし、実際はその半分以下と考えて良さそう。
 や〜、こうなるとiPhoneをiPodとして兼用するのはやめた方が良いかもしれませんね。ただでさえバッテリがギリギリなわけですから。
 それに、「イヤホンのコードが邪魔で操作がしづらい」というのも贅沢な不満だったり(苦笑) この件についても、この時は納得したもののやっぱり疑問ですし。
 にしても、みたいな公称値orz 極力大きく見せたいのはわかるけど、あざといなあ……。
 ビデオ再生の10時間も、ネット接続の5時間(3G)、9時間(Wi-Fi)、更には連続通話の5時間という数字も鵜呑みにはできませんね。
 まあ、いつか気が向いたら、公称と同一の条件下で再検証してみたいと思います。

7/10/2009 22:59 note iPhone

comments & TB (0)

name

trackback URL