【アタック】SWAM Cello【強化月間】
この2点が僕の切なる要望なのですが、リリースノートを見ると1.2.1のところに「Improved attacks」という記述が見られるので、どう改善されているのか期待が高まる。
余談ですが、この音源てSample Modeling社の「The Cello」って名前でしたよね。なんか社内が分裂したとか権利関係が云々とかで、現在金管以外はAudio Modeling社が扱ってます。名称もエンジン名から因んで「SWAM Cello」に改名。ややこしい!
さて検証。とりあえずビブラートは置いといてアタック。
がしかし! 残念ながらエンベロープの設定はできないっぽい。
ただ瞬間的に上げるには、エンベロープ同様に基本値(ディケイ・サスティーン)を下げておく必要がある。下げれば下げるほどアタックは強調されるけど、あまり下げてしまうと、抑揚が付けづらくなってしまう。なので、とりあえず基準値を32にしてみました。
このテストではアタックをことごとく強調しましたが、実践においては「ここぞ」という時にのみ繰り出します。
うん、SWAM Celloでここまでできれば、もうBlakus Celloに未練はない。レガートやポルタメントは、SWAM Celloの方がナチュラルだし。そもそもEmbertoneの弦って、超モタるし……。
攻撃一本槍な曲もさることながら、「静の中の動」というか、「影の中の光」というか、「飴と鞭」というか、「蝶が舞い蜂が刺す」というか、SWAM Celloならそんなイメージの曲も実現可能な気がします。
曲に厚みが増せば増すほどアタック音が馴染む(埋もれる)ので、多少大げさにしておいても良いのかもしれませんね。
さすがにここまでくるとかなり用途が狭まりますが、重要なのは「そういう表現も可能」ということ。いつか必ず必要な時がくるのです。
そんなわけで、このアタックの表現を活かして実践。「チェロとピアノによる小品集 第5曲」としました。
ちなみにビブラートの方ですが、これ以上深めることはできなさそう。もうちょっと欲しいだけなんだけどなあ……。