今週の音楽「時間の止まった町」はいかが?
たかが、されどFTPクライアント
 MacProを買うにあたって、FTPクライアントをUniversal binaryなものに代える必要が出ました。
 僕の使用歴は「Fetch」を1年くらい使い、その後はずっと「NetFinder」です。インターフェイスがFinderチックなところが気に入ってましたが、OSが9からXに変わったものの開発は止まったままなので古臭くなってしまいました。
 そんな理由から、過去に何度かOSXでしっくりくるFTPクライアントを探したりしましたが……「Cyberduck」は動作が重い。「Fetch」に返り咲こうかと思いましたが、デザインがイマイチ。そもそもMacのFTPクライアントってあまりないですよね。
 いろいろ試した結果、「Transmit」に決めました。不満は多々ありますが、一番しっくりくるのでレジストして使ってます。と言うわけで、以下はレビューです。※比較対象は「NetFinder」
< 満足点 >
■コンパクトにできる
 デフォルトの画面はこんな感じ。左はローカル、右は接続先。フォルダナビゲーションをオンにしておくと、どちらかの階層を移動した際、片方も自動的に移動してくれる。かなり便利な機能なんですが、ちょっとしたことでオフになってしまう。そうなると、両方の階層を合わせ直した後に再度オンにする必要があるので不便。
 なので、僕は右側の接続先のみの表示にして使ってます。
■フォルダ管理
 僕がこのソフトを選んだ一番の理由がこれ。僕は複数のサーバーを借りているので、アカウントをフォルダ管理できるソフトが欲しかったのです。
■iDisk接続
 WevDav対応なので、iDiskへの接続も可。Finder経由で送受信するよりも高速らしいです。
■プレビュー機能
 これも嬉しい。画像の確認が楽ですし、ブログに表示させる際のピクセルの確認もしやすい。
 ただし画像以外、例えばmp3をプレビューさせるとiTunesが起動するのですが、一旦ローカルにダウンロードされます。プレビュー後にそのデータが削除されないとすると、ディスクの浪費になりますね。
■ダイレクト編集
 これも便利。が、不測の事態に備えて、なるべくローカルを修正しアップロードした方が良いですね。
■文字コードがサーバー別に記憶される
 「僕のように複数のサーバーを借りてる者は、その都度切り替えないとならないのか!?」と思ったら、ちゃんとサーバー別に設定した文字コードを記憶してくれました。賢い!
■ バッチダウンロード
 サーバー別、階層別のファイルを一気にダウンロードする場合に便利ですね。
■アクセス権の一括変更
 基本かもしれませんが、「NetFinder」では1ファイルずつの手動処理だったので嬉しいです。
■ドロップレット
 これをつくっておくと、Transmitを起動せずとも指定の場所へアップロードが可能になります。常にアップロード先が決まっている人には便利ですね。
< 不満点 >
■ソート項目、昇順、降順を個別記憶しない
 階層によってはアルファベット順にしたり、修正日順にしたりしたいですよね。それを階層別に記憶してくれたら嬉しいなと。
■ラベル
 アカウントやフォルダにラベルを貼れると視認性が上がり嬉しいなと。
■リンクフォルダナビゲーション
 上にも書きましたが、もっと賢くしてほしいです。賢くならない限りは、Finderからアップロードファイルをドラドロした方が使いやすいです。
■タブ開きショートカット
 新規でタブを作る場合は「コマンド+T」ですが、特定のディレクトリをタブで開くことができない。例えば「コマンド+Wクリック」等にしてくれると嬉しいかなと。
■アップ&ダウンロード時の重複ファイル処理
 普通はファイル名に自動的に数字等を付加してくれるものですが、このソフトの場合は上記の選択肢しかない。まあ、個人的には上書きしてくれる方が手間が省けるのですが、万が一ってことがありますから是非改善してほしいです。
■日付表示が無駄
 単に僕の環境のせいかもしれませんが、日付がダブりますね。なるべくウィンドウを小さくしたいので、スペースが無駄だと思います。
■コレクションの中から履歴を削除できない
 もちろん履歴内容の削除はできるのですが、コレクションをしっかり作り込みさえすれば履歴から接続する機会は皆無だと思います。なので、表示/非表示の設定が欲しい。
■ヘルプが貧弱
 せめて「Transmit」固有のキーワードくらいは説明を載せてほしいです。
< まとめ >
 「NetFinder」よ、さようなら〜w

6/19/2007 23:59 note software

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