今週の音楽「slow steps」はいかが?
【CC】Auditionが起動しない!【CC2015】※解決編あり
 昨夜、Adobe Creative Cloudの2015がリリースされましたね。どんな機能が追加されたか? どんな改善が施されたか? ワクワクしながらチェックしてみると……これと言って狂喜するような新機能はなし。
 例えばPremiereならネストの編集をもっと改善してほしいし、Auditionノイズリダクションの精度をさらに高めてほしい
 メジャーアップデートなんだから、そのくらいあっても良かったんじゃないかなあ。

 などと文句を言いながらもアプデする僕w いや、もしかしたらアナウンスするほどのことはない軽度のバグが修正されてるかもしれないしね。
 例えば、Premiereのタイトルエディタ。開くたびに徐々にパレットのサイズが変わってしまうバグ。
 例えば、Auditionのプレイリスト項目を削除すると落ちるバグとか。これは本当に困ってるんですよ!
 他にも挙げたらキリがない。Logicにしても同様ですが、ほんと向こうの人たちって大ざっぱ。派手な機能アップには積極的なのに、修正してさらに高めようとはしない。

 とまあ、愚痴はこのくらいにして……。アップグレードで一番不安なのはプラグインとの互換性ですが、一通りチェックしてみたところPhotoshopもAfter EffectsもPremiereも問題なしでした。

 ところが、一人だけ問題児が。なんとAuditionが起動しなくなってしまったのです! もうね、新機能とかバグフィックス以前の話。

 必ずスプラッシュ画面で落ちるのです!

 プロセスを注意深く観察していると、AmioATとやらの初期化に失敗しているご様子。
 そもそも、AmioATってなんぞ? そう思ってGoogle先生に聞いてみるも、ADOBE TRANSLATION CENTERとやらがヒットするばかり。
 「Adobeのサイトなので、何かヒントでも」と期待したものの、唯一わかったのは「AppleのAudioToolboxにAmio plug-inってのがあるらしい」ということぐらい。が、なんのことやら。

 結局自力で改善を試みたのですが、初期設定ファイルの削除、アクセス権の修復、新アカウントでの起動、再インストール、すべて効果なし。OSも対応してるしなあ。もうお手上げです。

 きっとすぐに修正版がリリースされるだろう。それまでは2014を使うか。と、楽観的に2014を再インストール。
 ところが、やはりスプラッシュ画面のAmioATの初期化で落ちるではないですか!
 つまり、事実上Auditionが使えない状況に追い込まれてしまったわけです。まさか後戻りできなくなるとはorz これは困った! Adobeさん、早急に改善してー!

 というわけで、似たような状況でこの記事へ辿り着いた方には申し訳ないのですが、現状では解決策が見出せていません。
 何か進展があり次第追記したいと思います。てか、解決策をご存じでしたら是非教えてください^^;


【解決編 6/19追記】
 にっちもさっちもいかないので、Adobeさんに泣きついてみることにしました。これでダメなら、OSをYosemiteにアプグかな。が、それは極力避けたい。そもそも、Yosemiteで正常に起動する確証もないし。

 で、サポートに電話してみたところ、海外での事例が2つありました。
 1つは、Auditionの中のAmioAT.bundleをどこかに退避させる方法。具体的な場所は、Audition/Contents/Plug-Ins/Amio/です。
 謎のAmioAT。なるほど、アプリの中にあったんですね。てっきりシステム絡みのプラグインだと思ってました。Mac本体を検索しても見つからないわけだ……。

 念のためMacを再起動し、Auditionを起動。おお、問題箇所を通過! bundleを外したことにより「(AmioAT)を初期化しています」のメッセージも出ませんでした。

 そして無事起動! この一件でCC2014の設定を完全に消してしまったので、ワークスペースはおろかショトカまで初期化されてしまいました^^; でも、ようやく起動できた!

 で、再び浮上する疑問。AmioATってなんぞ? 勝手に外しちゃって大丈夫なん? その辺をAdobeのお姉さんに問うてみたのですが、よくわからないそうですw なのでbundleを外すことにより、どんな弊害が発生するかも未知だそうです。

 そしてもう1つの事例。なんとFlip4MacをインストールしているとAuditionを起動できなくなるそうです。意外な接点。本当に何がぶつかるかわかったもんじゃないw

 推測ですがこの2つの事例、関係性がありそう。つまり、bundleを外せばFlip4Macはアンインストールしなくて済む。逆も然り。
 僕はFlip4Macがないと困るのでbundleを外すことで解決しましたが、万全を期したい場合はFlip4Macをアンインストールした方が良さそうですね。
 いずれにしてもこの件については現在Adobe社とTelestream社の間で協議中だそうなので、いずれ解決するのではないかと思います。

 ふいい、これで一件落着。ちなみに「再生リスト上で項目を削除するとAuditionが落ちる件」は2015でも直ってませんでしたorz

6/17/2015 22:04 note tools software

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