ここんとこ茂木大輔著「続・オーケストラは素敵だ」と言うエッセイ集を読んでました。前作は読んでないのですが、それは単にamazonで品切れ中だったからです(^^;)
　内容ですが、知られざるオーケストラの内部を垣間見れた感じでかなり面白かったです！文体が堅苦しくなく、むしろ砕けた感じで読みやすかったですし。
　中でも著者提唱の副音声での実況中継。引退された(もしくは現役の)楽団員を解説者に迎え野球中継さながらに演奏を中継するんです。もちろん音楽の邪魔にはなるんでしょうけど、録画すれば二度楽しめるし面白いと思いませんか？？例えば……
アナ「さあ、提示部が始まりました」
解説「監督(指揮者)はゆっくりと入ってきましたね」
アナ「××(奏者)の出番が近づいてまいりました」(ここでカメラが××に寄る)
解説「ちょっと緊張気味でしょうか？」
アナ「前回の試合(演奏)では空振りが目立ちましたが、今回はやってくれるでしょう」
解説「おっと、出遅れましたね」
アナ「やはりまだ肘の調子が整っていないのでしょう」
……などなど(笑)。絶対面白いと思うんですけどねえ。これだったらクラシックが苦手な人も楽しめるのではないでしょうか。
　で、この本(と言うか著者かな)、もの凄く面白かったので、順番は前後しますが前作も読んでみようと思ってます(っつーか読みたくてしょうがない(笑))。茂木さんは他にも色々なエッセイを執筆されているので、片っ端から読破したいです、はい。

7/2/2004 23:59 note book