今週の音楽「組曲「Q」第4曲」はいかが?
工学部・水柿助教授の日常
 先日、久々に本屋で本を買いました。と言うのは、ここ2、3年はamazonで買ってたんですが、どうしてもすぐに森博嗣氏の小説が読みたくて近所の本屋に買いに行ったわけです。
 ところが欲しかった本はなく、しかたなく「工学部・水柿助教授の逡巡」を買いました。ただこの作品、「工学部・水柿助教授の日常」の続編なんですよ。もちろん前編は読んでません(苦笑)。でも、氏の本は数冊しか置いてなかったので、選択肢はありませんでした。
 で、今朝読み終わったわけですが……氏の作品の中で、これほど読むのがつらい作品は初めてでした。いや、誤解を生むといけないので「自分と相性の悪い作品は初めて」と書いておきます。
 一応主人公を設けてストーリー仕立てにしてはありますが、これは自伝だと断言しても良いのではないでしょうか。氏の考え方に共感できる部分があまりにも多くて面白かったです。
 ではどこがつらかったのか??話がすぐに横道に逸れるんですよ(苦笑)。307ページの作品ですが、8割は余談の気が……。つまり、自伝に加えてエッセイでもあるのではと。そうとわかっていたら絶対に買わなかったんですが、あくまでもご本人的には小説のようです(^^;)
 と言うわけで、最初は我慢して読んでたんですが、すぐに耐えられなくなり話が逸れた時点で読み飛ばしました。それでも読み終わるまで4日くらいかかっただろうか。なにせダジャレ自己ツッコミが多くて読みづらいのなんの(苦笑)。ちょっと辟易しました。(おい)とか(まて)とか(なに)とか意図がわからんですから。もっとも、氏の場合はもっと文学的な自己ツッコミなわけですが……。
 ダジャレは僕の場合、もう完全に問題外です。ダジャレと言うモードが自分に搭載されていないので、言われても気付かないし、丁寧に解説してくれないと理解できませんから(笑)。でも文字で書かれたら嫌でも認識させられるし、今回はかなりつらかったです、はい。
 さて、ウィンブルドンが始まったぞ〜。

6/21/2005 23:59 note book

comments & TB (0)

name

trackback URL