adphox BME-200
 R-09と一緒に注文したadphoxのBME-200が届きました。実は以前からバイノーラルマイクがほしくていろいろ物色してたのです。
 その昔、ダミーヘッドマイクを仕事で使ったことがありましたが、今はリアルヘッドマイクなんですよねえ。それによりバイノーラルの再現性が下がりはしますが、手軽になったことは間違いありません。とりあえず、バイノーラルについてはあまり期待せず、広がりのある収録ができれば……と思い買ってみることにしました。
 最初はSOUND PROFESSIONALSのSP-TFB-2 Hを狙っていたのですが、情報が少ない。
 で、物色している過程で知ったBME-200を注文。音質的にはSP-TFB-2 Hの方が好みでしたが、BME-200の方が耳に付けた際に安定しそう。それと、情報が豊富な点ユーザーが多い点も心強い。2万円を超えるマイクなんて初めて買うので、注文にはかなり勇気がいりました(苦笑)
 受け取ってまず驚いたのは外箱(笑) さすがは補聴器メーカー。少なくともオーディオメーカーのデザインではないですね(笑) いや失礼、箱のデザインなんて関係ないですね。
 付属品は、キャリングポーチ、サイズ別のイヤーパッド、風防。
 白と赤の丸い部分がマイクで、裏側がイヤホンになってます。なので、モニタリングしつつ録音可能です。よって端子はマイクとフォンの二股。心配なのはモニタ音をマイクが拾ってしまうことですが、その辺はちゃんと対策が練られているそうです。
 で、早速試し録り。サンダル履きで近所の自販機にコーラを買いに行ってきました(笑)
 バイノーラル云々は置いといて、音にとてつもない立体感を感じました。特に後半の車の通過音。
 それと低音。こんなに小さなマイクなのにしっかり録れてる。それによって1つ1つの音に存在感を感じます。マイクの位置に比べて音源が遠いはずの足音がはっきり録れること、自分の呼吸音までもが入ってしまうこと、耳に仕込むことにより体全体がマイクになるんでしょうね。
 なお、音源はリミッタで16db増幅させていますが、それ以外は未加工です。
 最後に、R-09の内蔵マイクで試し録り。アコギを引っ張り出してを出してみました。久々に手にとったので、チューニングが狂いまくってました。ええっと、繰り返しますが、ギターの演奏ではなくですので悪しからず(苦笑)
 音源は、こちらもリミッタで10db増幅させましたが、それ以外は未加工。BME-200と比べると異常にホワイトノイズが目立ちますね。先輩達の音源はもっときれいだったけど……設定が悪いのかなあorz

3/13/2008 23:59 sub soundscape

comments & TB (2)

  • ダミーヘッドマイク!ボクの憧れです。
    あの周りをぐるぐる回りながら芝居してみたい…。
    今はなんか違う仕様になってるんですね。
    学生時代、ダミーヘッドで録ったラジオドラマ聴いてわくわくしましたん。
    K 3/14/2008 0:58
  • おお、ご存じでしたか!
    ダミーヘッドに傘を差さして、上から雨を降らせたことがあります。
    あと、虫が頭の周りを飛び回ったり、面白かったです。
    ただ、役者さんが動くと、セリフの位置に合わせてSEをつけなければならないので大変だった記憶が(笑)
    でも、それでこそダミーヘッドですよね。
    MONO 3/14/2008 23:55

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