Steinway Virtual Concert Grand
が……
本当にこれを買うことによって解消するのか?
「Steinway & Sons とのパートナーシップを結び、承認を受けた唯一のピアノ・インストゥルメント・ソフトウェア」といううたい文句は真か?
デモ音源を聴いた限りでは、なかなか良い感じ。
異なるマイクポジションからレコーディングした2つの「パースペクティブ」が収録されて総容量15GB。1音色7.5GB? 容量的に推測しても、現在使用している音源より良い。
しかし、クオリティが上がったせいで読み込みに時間がかかるのでは? 「CHRIS HEIN HORNS」なんて1音色だけでかなり待たされますから!
それと、ストリーミング再生が追いつかなくなるなんてことは? 実際、KONTAKT2に付属しているグランドピアノはそのせいでノイズが発生します。
と言うわけで、インストール後早速検証。
・読み込み時間
これまで使用していた音源が17秒なのに対してSVCGは7秒。満足。
・音色
癖がなくあらゆるジャンルで使えそう。これまで使っていた音源は、特定のサンプルにノイズが入っているためごまかすのが大変でした。って、癖云々以前の問題か(苦笑)
・ベロシティレンジ
ナチュラル。実際は7〜8レイヤー程度だと思いますが、繋ぎがスムーズです。マシンガン的に連打且つクレシェンドするとバレますが、普通の使い方には問題なさそう。
ただし、不満(不明?)な点もありました。
このSVCG、ソフトペダルを踏んだ際の音色も収録されていてCCで制御できるのですが、踏んでいない時と踏んだ時の差がよくわからない(苦笑)
つまり、あのくすんだ音色が出ないのです。「ソフトペダル用のサンプルがインストールされていないせいで、通常のサンプルが再生されてしまっているのでは?」と思うほど。まあ、多少の変化は確認できるのでそれはないと思いますが、これならフィルター使った方がリアルな音がつくれそうです(苦笑)
なお、各パースペクティブには4種類のロード方法が用意されているので、ソフトペダルサンプルのロードをスキップすれば読み込み時間を更に短縮できますね。
でもまあ、これまで使用していた音源よりは全然良い印象です。今後はSVCGを使います。って、振り返ればバイオリンもチェロもGarritanだなあw
ところで、面白かったのはアクティベーション方法。Garritanのサイトで登録を済ますとライセンスカード(単なるPNG画像w)が発行されるのですが、それをインターフェイス上にドラドロすることにより認証。
PNGのヘッダ領域に、シリアル番号等の情報を埋め込んであるのか? いずれにしても、斬新なアクティベーションを体験しました(笑)