今週の音楽「組曲「Q」第5曲」はいかが?
Vienna Solo Strings I
 年末のことですが、「Vienna Solo Strings I」を購入しました。まだ全然使い込んでいませんが、とりあえずファーストインプレッションをば。

『VIENNA INSTRUMENTS SOLO STRINGS』 には、 『VSL HORIZON SOLO STRINGS』 の全収録内容に加え、数多くの新規アーティキュレーションが追加収録されています。
 旧ライブラリ「VSL Horizon Solo Strings」は、いまいち使えない子だったので不安だったのですが、この一文に期待をかけ購入。

例えば「Zigane(ジプシー風)」は、ゆったりとした"ほろ酔い加減"のポルタメントで、新しいオーディオエンジンのアルゴリズムにおいて"インターバル・パフォーマンス"として非常に豊かな表現力を発揮します。また、レガート、マルカート、スピッカートに対しては、"高速インターバル・パフォーマンス"という新規アーティキュレーション・グループを追加しています。更に「Harsh(荒々しい)」という名の非常に粗暴ともいえるアタックを持つアーティキュレーションが、絶妙な効果を生み出す"インターバル・パフォーマンス/リピティション・パフォーマンス"として加わっています。他にも、特殊なパフォーマンス・トリル、スピッカートとリコシェのリピティション、徐々にフェードアウトするビブラートのサステイン、ポンティチェッロ(駒の近くで運弓する奏法)、スル・タスト(指盤の上で運弓する奏法)、そして数え切れないほどのナチュラル・ハーモニクス(開放弦)とアーティフィシャル・ハーモニクスが追加収録されました。
 ただ……ZiganeとHarshがどこを探しても見つからないんですよ。それどころか、Horizonとの違いがよくわからない。本当に進化したのだろうか?(苦笑)
 まあ、Horizon時代のパフォーマンスツールはかなり不安定だったので、ソフトウェア的な意味では期待が持てそうですが……。

 それとこれも以前からの症状ですが、アーティキュレーションによって定位が変わるんですよねえ……。この件については、トラックをモノラルにすることで対処するしかないですね。

 と言うわけで、このライブラリだけでは心許ない。結局、Garritanの「STRADIVARI Solo Violin 2.0」と「GOFRILLER Solo Cello」もインストールすることになりました。開発が終了しても、まだまだ現役で頑張ってもらいますよ!

1/3/2013 18:20 note library

comments & TB (0)

name

trackback URL