今週の音楽「the curious hotel」はいかが?
群像劇
 「THE 有頂天ホテル」ってそろそろ公開なんでしたっけ? ホテルでも店でもマンションでも館でも良いんですが、僕は一ヶ所に様々な人間が集まり、各自の事情が絡み合ったり全く絡まなかったりするストーリーが好きです。いわゆる「群像劇」ってやつですか。オムニバスじゃダメなんです。
 ただし日本人がこのテの作品を作ると、どうしても「変わった人達の集まり」になってしまうし、無理に盛り上げようとしたり、まとめようとしたりする傾向にあるのでいただけない。ヨーロッパ映画だとこの辺が絶妙なんですけどね。やはりお国柄でしょうか。そういう意味でこの映画は、CMを見る限り興味は湧きませんでした。
 ホテル繋がりでは「グランドホテル」がありますが、いかんせんミュージカルって苦手で(^^;) 原作が小説だったら読んでみたかったんですが、残念ながらオリジナルでした。
 あ、見てませんが「ホテルビーナス」ってのもありましたね。ワケありの人々オッケー、舞台的にも無国籍でオッケー。では、なぜ見なかったのか? 多分、主役と脇役がはっきり分かれていたからだと思います。そう、群像劇はすべての登場人物が主役であり脇役でもあるのです。オーケストラでいうと協奏曲ではなく交響曲です。
 あとは去年暮れの「大停電の夜に」。「停電した東京のクリスマスイブ」という1つのテーマの中に各々の人間模様があるわけで、これも群像劇ですね。ただ、ジャンル的には恋愛映画なので、ストーリーの方向性が限定されているのではないかと心配。でも見てみたいです。
 最後に「博士の愛した数式」。もうタイトルだけで見たい映画です(笑)
 と言うわけで、最後の1曲が完成しました。シーン変わりでFmからCmへ転調させましたが、最後は再びFmへ戻しました。前半は12弦ギター、Eギター、オルガン、ベース、ドラムといったバンド編成、後半は思い切ってピアノのみにしました。で、コーダで再び全パートが顔を出すと。ピッタリシーン内に収まってくれると良いですが。

1/14/2006 17:56 note movie

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