今週の音楽「組曲「Q」第4曲」はいかが?
さようならLogic再び
 今さらですが、今年に入ってLogic Pro Xが10.1になり、近年希に見る大幅なアップデートでしたね。
 リージョン単位でオートメーションを描けるようになったり、

 ピアノロールでは縦方向の表示スペースを節約できるようになったり、

 コンプレッサーのインターフェイスが刷新されたり。
 他にも新しいドラマーが投入されたりと盛りだくさん。

がしかし!!

 このバグが直っとらんのよ! もうね、3年間、今か今かと待っていたのよ! 他にも細かいことを挙げるとキリがないけれど……。

 そしてそして、しばしの月日が流れ10.1.1のアプデ。これ以降、ショートカットがガラりと変わってしまい使いづらいのなんの。
 調べてみたら、キーコマンドファイルの保存場所が変わっているではありませんか。

 以前は~/ライブラリ/Application Support/Logic/Key Commandsの中だったのが、

本ヴァージョンでは~/ミュージック/Audio Music Apps/Key Commandsに。


 とりあえず以前のヴァージョンのキーコマンドファイルに互換性はあるようですが、新機能の都合上廃止されたキーコマンド(というかキーコンビネーション?)があるようです。

 例えばこれ。イベントリスト上で、各ノートのベロシティを一気に揃えるコンビネーション(Shift + Option + ドラッグ)。
 アイコンが変わるだけで反応しなくなってしまいましたorz このコンビネーション、重宝してたんだけどなあ……。

 それと、ステップ入力。以前は鍵盤のキーを押し、スペースキーで音価を変更できたのですが、10.1か10.1.1以降できなくなってしまいました。

 はあ……まったく……1つ便利になると2つ不便になりますね。まあ、Emagic時代はインターフェイスが独特だったし、ものすごく不安定でいつ落ちてもおかしくなかったですけどね。あの頃に比べると贅沢な不満ですかね?

 とは言え、そろそろ限界。Appleはハードは素晴らしいけど、ソフトはことごとくダメですね。しょせん彼らにとってソフトとはハードを売るための撒き餌にすぎないのかもしれません。
 DrummerやFlexといった派手な機能を搭載したがるのは、撒き餌の証拠ですよね。で、実際に使ってみると、すぐに粗が出る技術や発想の浅さ。
 もちろん撒き餌を撒くのもいいけど、その前にやるべきことがあるでしょと。改善する点が山積みでしょと。
 まあ、今回のアップデートは実用性を考慮した改善が多かったですが、それでも他のシーケンサーではとうの昔に実装されている機能だったりしますからね……。
 つまり、もっと使う側の立場に立って開発してほしい。前述したようにEmagic時代は不安定でした。が、Emagicからも国内代理店であるMidiaさんからも、Logicに対する愛情はヒシヒシと伝わってきたものです。

 邪推かもしれませんが、開発が縮小されたんじゃないかな? 価格の大幅値下げは、その免罪符といったところか。だとすると、先が透けて見えるというか……。
 というわけで、2年振りに「Logicいやいや病」が発病。ただ、今度は本気みたいですよ?
 Pro Toolsもver12でライセンス形態が変わりましたし使わにゃ損。ちょうど良い機会なので、再びの鞍替え作戦決行です。

4/18/2015 00:32 note logic

comments & TB (0)

name

trackback URL