ようこそHollywood Orchestra Diamond
 Macを買い替えてから、早いもので4ヶ月が経過しました。ハリオケはいろいろあってまだ実践には移せていませんが、テンプレの作成はとりあえず終わっているので、今回はファーストインプレッションでも書いてみようと思います。

 QLSOの時は極力マルチインストルメントを節約しようと、各パート、各アーティキュレーションを、ぎゅうぎゅうに詰め込みました。
 が、そうするとどのパートがどのインストルメントに入っているのか把握しづらくなってしまうし、パートがインストルメントを跨ってしまうなんてことも。
 また、テンプレは基本的なアーティキュレーションのみで構成するので、例外的なアーティキュレーションを追加するとなると、どうしても該当パートとは離れた場所に読み込まざるを得ない。

 そこでハリオケでは、とにかくシンプルに! 数年後にプロジェクトを開いても、すぐに把握できるように! とにかく作業に集中したいのです。
 具体的には、パートごとにマルチインストルメントを組むことにしました。1つのインストルメントには、1つのパートのみ。1つのパートには、複数のアーティキュレーション。
 うん、わかりやすい! 各インストルメントに多くの空きチャンネルが生まれたので、例外的なアーティキュレーションを美しく追加できるようにもなりました。

 ただ、そういった構築をすると、必然的にインストルメントの数は増え、気付けば40にも登ってました(笑) まあ、前のMacと比べたら、マシンパワーもメモリも余裕があるので何とかなるでしょう!
 と思いきや、試しに速いパッセージをトゥッティさせてみると音が途切れる。ばんなそかな! これは、使用するアーティキュレーションを見直さないとならないかもしれません……。

 その件は置いといて、AUXについて。以前はアーティキュレーションごとにAUXを作成してましたが、そうするとメインウィンドウやミキサーウィンドウが煩雑になってしまう。なので、AUXは非使用で行くことにしました。
 各アーティキュレーションのレベルはMIDIボリュームで賄い、音楽的なレベルはこれまでどおりエクスプレッションで。パートの全体的なレベルは、トラックボリュームで調整。

 ハリオケの中身について。各パートのマイクポジションについては、ストリングスはメインマイクにクローズマイクを80%ほど混ぜました。それ以外は、とりあえずメインマイクのみ。

 テンプレが完成した時点で試作。久石譲さんの「Cinema Nostalgia」を打ってみました。この曲大好きなんですよ。低音パートが半音で下降するところがたまりません。
 個人的にオケはドライな方が好みでして、その上QLSOと比べるとストリングスが非常に生々しく、つい嬉しくて余計にドライにしてしまいました。


◇ 気になった点
  • レガートパッチにも関わらず、音の繋ぎ目で一瞬音が重なる
    えー、それってマズいのでは? やだなー。テンション下がるなあ。でも、これまで先人の音楽を聴いて気になったことはなかったので、特に神経質になる必要はないのかな?
  • アーティキュレーションの統一感が微妙
    例えば、ストリングスのトリルは半音と全音をキースイッチで切り替える仕様なのに、管楽器は別々にアーティキュレーションが用意されているとか。まあ、QLSOに比べれば、かなりわかりやすくはなりましたけどね。
  • 存在しない奏法がある
    例えば、コンバスに全音のトリルが用意されていなかったり。どうするんだこれ……。

  •  こういったことがモチベを阻害しているわけですが、四の五の言わずにまずは実践ですよね……。

     ハリオケとは全然関係ありませんが、当YouTubeチャンネルを音楽とCGを2つのチャンネルに分けました。その方が、見てくれる人に負担がかからないと思いまして。

    11/22/2020 22:17 note library

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